2025年2月1日(土)

600年以上の歴史を持つ伝統行事「金山寺会陽(はだか祭り)」が、2025年2月1日(土)に金山寺(岡山県)にて執り行われました。
金山の中腹(標高約350メートル)にある金山寺は、備前48か寺の天台宗本山として古くから栄え、会陽当日は毎年、宝木(しんぎ)を巡って多くの裸衆が競い合う迫力ある光景で知られています。

当日は午後9時に、副宝木の投下で前哨戦がスタートし、続いて10時になると陰陽2本の宝木が投下され、境内は一気に激しい争奪戦の熱気に包まれました。降りしきるボタン雪の中、より一層厳粛かつ熱気あふれる祭りの雰囲気が体感できたのではないでしょうか。

本ページでは、当日の様子を収めた3つの動画を公開しております。いずれも会陽の貴重な場面を記録したものですので、ぜひご覧ください。

本堂での読経や参加者一人ひとりの祈りの様子を撮影しました。600年余の歴史を受け継ぐ神聖な儀式の空気感、そして静寂の中にも感じられる裸衆たちの高揚感を垣間見ることができます。祭り本番を前に、身も心も引き締める厳かな雰囲気が印象的です。

いよいよ宝木(しんぎ)が投下される直前、境内に集結した裸衆の様子を捉えた映像です。雪が降り積もる中、熱気を帯びた掛け声や祭りの緊張感が会場を包み込みます。互いに体を寄せ合いながら、その瞬間を待ちわびる姿から、クライマックスへの期待が高まっていくのを感じられます。

会陽の最大の見どころである宝木奪取が行われる迫力満点のシーンです。宝木が投下されるや否や、境内は一瞬にして歓声と熱気に満ちあふれ、裸衆たちは激しくぶつかり合いながら宝木を目指します。降りしきるボタン雪の中で繰り広げられる熱狂の光景は、見る者の心を熱く揺さぶります。

その他の記事

マップ

三重塔が見えたら、この看板を目印にお越しください。この看板を右に進むと、山門前に5台分の駐車場があります。
金山寺道案内看板
この看板を右に曲がらず真っすぐに道なりに進むと、護摩堂横の50台スペースの駐車場に入る看板があります。
金山寺マップ

最新記事

ショップ

金山寺ショップ